マシンの入れ替えついでに、昔気がついたのをちょっと確認してみました。
インストールをやり直す時には、C:\cygwin のフォルダをすべて削除する、
といった注意がいろいろあると思いますが、これも同様の話です。
Cygwin の古い環境を同じ場所に残したまま、他のフォルダに新しくイン
ストールしなおす場合、手順と条件によっては、正常にインストールでき
ていない場合があります。特に、標準の C:\cygwin が残っている場合に
は注意が必要です。
レジストリを削除するだけでなく、古い環境は完全に削除するか、
setup.exe を実行する間だけフォルダ名を変更しておいたほうがよさそう
です。
以下に例をあげます。
- C:\cygwin に古い環境を残したまま削除しない
- レジストリの Cygwin の情報を削除
- setup.exe を起動
レジストリが無くても C:\cygwin\etc\setup\ の情報を参照している?
- インストール先を、例えば C:\cygwin-new に変更して作業を続ける
この手順では、C:\cygwin-new には、C:\cygwin のインストール情報より
新しい、update 分のパッケージしかインストールされていないはずです。
しかも、C:\cygwin-new\etc\setup\installed.db のインストール情報に
は、実際には実体がインストールされないのに、C:\cygwin の古い情報が
混じってしまいます。
(場合によっては cygcheck -c で検査が可能かもしれません)
これを解消する方法は幾つかありますが、詳しくなければ、Cygwin 関連
のものをすべて削除(もしくは別の場所に移す)してから、やり直すほうが
よいでしょう。
(Cygwin環境の完全な削除の方法は、まずは本家 FAQ を参考に)
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